みつばち花粉の研究結果

みつばち花粉については、海外での利用が進んでいて、海外で詳しく研究されています。

 

フランスのイヴ ドナデュー博士の著書「自然療法における花粉」には、みつばち花粉についての詳しい研究結果が記されおり、その内のいくつかをご紹介させていただきます。

 

以下、イヴ ドナデュー博士の著書「自然療法における花粉」より抜粋:

 

■「花粉は果実や穀物を生み出す力を持っており、植物の組織、また成長に必要な全てを含んでいるので、花粉がもし存在しなかったならば、全ての顕花植物は地球上から消滅することになるであろう。

 

このことは、花粉に含まれているものの力の強さと重要性を示している。

 

他方、花粉はみつばちの生活にとって必要不可欠の必須栄養源であるばかりでなく、人類にとっても他に比類のない資産を提供する。」

 

実験による研究

 

「今日まで幾世紀にもわたって、民間療法ではみつばち花粉が非常によく利用されており、多くの効果を上げている。

 

養蜂家もまた、花粉が蜂巣内のミツバチの生活に大変重要なものであることを熟知しており、初春期に多量の花粉貯蔵量を持つ蜂群が最も活力があることを認めている。

 

事実、ミツバチの主要食餌は第一に花粉であり、蜂蜜はその次の主食である。

 

これらのことから、花粉についての正確な組成、及び特性を明確に定めるための総合的な科学的研究への関心が高まり、花粉を重要な医学的、栄養学的物質とする考え方が、次第に喚起されるようになった。

 

早くも19世紀には、特に米国、日本、北欧、及びフランスの諸国では、多くの研究者の献身的な努力により、花粉の科学的組成が解明されてきたが、純粋に技術的な分析による研究が行われるようになったのは、フランスのパリにある国立養蜂研究所による研究など1950年以降のことである。

 

これら幾多の動物および人体に対する研究、特にショーヴァン博士によるハツカネズミの実験によって花粉及びその医学的、栄養学的特質が一段と明らかになった。

 

留意すべき花粉(みつばち花粉)の主要特性は次のごとくである。

 

1.先ず第一に、人間、及び動物に対して、全く無害である。

 

2.さらに下記の特性が発見されている。

 

●成長促進物質:ただしその正確な特質はこれから解明されねばならない。

 

●生殖作用への効果:強力な生殖腺刺激作用を持つ物質を含有していると思われる。

 

●大腸菌、特定サルモネラ菌に有効に作用する抗生物質。

 

3.栄養素、エネルギー、代謝の分野では下記の分野に利点を持つ。

 

●整腸効果

 

●病人、特に小児の貧血症におけるヘモグロビン値の増加

 

●虚弱体質者の急速な体重増加

 

●疲労時、特に病気回復時の急速な体質強化

 

●幸福感をもたらす心理的な刺激

 

●全般的な活力の増強

 

4.特に興味があるのは、1970年代に薬学の分野で行われた科学的な研究結果であり、これは精選した花粉の水溶性及び油脂溶性抽出物による研究であり、それによれば前述の花粉の主要特性が全てに亘って確認されている。

 

即ち、

 

●毒性を持たない

 

●催奇性を持たない

 

●タンパク質の生成を助けるので傷痕の治癒を早め、また肝臓のRNA,及び中性脂肪値に作用する。

 

5.これらの研究の結果、興味ある医薬品が商品化され、病院、診療所で広く利用されるようになった。

 

治療は数千の症例におよび、その多くは二重盲検査で行われた。

 

また、下記の各種障害に優れた効果のあることも確認されている。

 

●食欲不振

 

●体重減退

 

●虚弱症

 

これらの効果は小児、成人(特にアルコール中毒者)、老人に一様に見ることが出来、広い範囲の適応性をもっている。

 

以上は科学的研究の概要であるが、なお世界の各国では下記を目的として更に研究が続けられている。

 

●花粉の組成分析をさらに精密に行うこと。花粉は非常に微細な成分が豊富にあるため、証明されている各種効果のすべてが十分に解明されているわけではない。

 

●薬理的作用について未だ不完全、未確定の分野の理解をさらに深めること。

 

●治療適応症の処方を確定し、花粉の最適症状を見出すこと。

 

近い将来、人類の幸福と健康のために現在利用されているこの自然産物の持つ真の価値があきらかにされよう。

 

組成分析

 

一般に、定量的には植物原によりかなり差異があるが、定性的な成分は大きな差異が無く、十分理解されている。

 

1.タンパク質

 

平均20%であり、大部分は遊離アミノ酸かまたは結合アミノ酸である。

 

花粉(みつばち花粉)は、ローヤルゼリーと同じくアミノ酸を豊富に含む天然物であり、この事は、直接、間接に花粉の治療効果に関係していることは明かであり、特筆すべき事である。

 

アスパラギン酸、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、システイン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロシン、パリン

 

花粉(みつばち花粉)は必須アミノ酸の全てを含有しており、これらは体内では合成されないので食物として直接摂取せねばならない。

 

花粉(みつばち花粉)には必須アミノ酸のすべてが含有されていると言うことは大変重要なことである。

 

2.炭水化物(糖質) 平均35%である。

 

3.脂質 平均5%である。

 

4.水分 乾燥前で10〜12%であり、乾燥後では4%ほどである。

 

5.各種のビタミン、及びビタミンBのすべてを含有する。

 

ビタミンB1,B2,B3,B5、B6,B7,B8、B9、B12、ビタミンC,ビタミンE.

 

各種ビタミンは体内の各器官の調和作用、健康の維持に重要な役割を占めていることはよく知られている。

 

6.各種ミネラル

 

カルシウム、塩素、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、リン、カリウム、ケイ素、イオウ。

 

上記ミネラルはアミノ酸と同じく、体内の細胞代謝の調整に重要な役割を果たし、人体の維持に不可欠な成分である。

 

7.酵素

 

有機化学的反応で触媒として作用するものが酵素であり、次のものを含んでいる。

 

●アミラーゼ

 

●スクラーゼ

 

●フォスファターゼ

 

8.ルチン等の有効成分

 

ルチンは毛細血管の抵抗を強化する。

 

9.成長促進物質

 

花粉の種類により濃度は異なるが、果樹、ケシ、タンポポ、クリ等の花粉に高濃度で含有されている。

 

10.抗生物質

 

大腸菌、プロテウス、サルモネラに作用する物質を含む。

 

11.色素類

 

花粉に色を与える色素であり、体内の代謝、治療面には大きな影響はない。

 

12.微量物質

 

現在では未確認であるが、重要な物質が含まれており、近い将来これら微量物質の実験が早急に実施されて、未解明の部分の明らかになることが期待されている。

 

現在未だ研究能力が十分発揮されていない分野であるが、将来必ず興味ある発見がなされるであろう。

 

 

上記の科学的な分析結果に見るように、花粉(みつばち花粉)が優れた栄養価値を持つことは明かであるが、これで診療面での実証的効果の全てについて解明されているとは考えていない。

 

しかしながら、花粉(みつばち花粉)が一部の人たちの言うような神秘的、また心理的なものではなく、確かな作用を持つものであることが証明されている。

 

この分野には未だ解明されていない事柄が尚多くあるのは事実であるが、それは人体の健康のために現在使用されている他の多くの製品で花粉(みつばち花粉)ほど長所、利点を持っていないものについても同様に言えることである。

 

従って現在最も大切なことは、花粉(みつばち花粉)について更に正確な知識や利用法の入手に努めることであり、この自然の産物について知ることなく中傷する者や懐疑論者の不毛な議論はおくこととしたい。

 

まとめ

 

花粉(みつばち花粉)は植物や動物の器官の生成に不可欠の物質を全て含有しており、これらの物質に自然に備わっている調和力、シナジー効果は、多くの化学実験室が細心の注意を払って調整した薬剤でさえも追随できず、また花粉の必須成分の含有量は、多くの場合小麦胚芽、海藻、ローヤルゼリーよりも高い。

 

したがって、この豊富な栄養素を持つ花粉(みつばち花粉)は、個々の人間の必要量に応じて摂取されれば、現在見出しうる完全な栄養食品、最高の栄養補助剤になると言えよう。」

 

以上、イヴ ドナデュー博士の著書「自然療法における花粉」からの抜粋。

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