↑ みつばちが花々から集めたみつばち花粉を乾燥させたもの
ここでは、「みつばち花粉」と「花粉」との違いにつてご説明します。
「みつばち花粉」とは、「ビーポーレン」や「花粉荷」とも呼ばれる、みつばちが花々から集めて、団子状にした花粉のことですが、ただの花粉そのものではなく、みつばちが分泌する特別な成分(天然酵素)を加えたものです。
みつばちが分泌する酵素や唾液、蜜腺分泌物が加わるため、花粉そのものに比べ栄養素がより多様で豊富です。
特に、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素、脂肪酸などがバランスよく含まれています。
集めた花粉を巣へ持ち帰るみつばち。
丸いオレンジ色の花粉が見えます
みつばち花粉は、人間に必要な栄養素がすべて含まれている”パーフェクトフード”として、欧米諸国では人気がある自然食品です。
花粉の栄養成分が分析されたのは1960年代くらいからですが、
その遥か前の古代の昔から人間は花粉を食してきている長い歴史があります。
↑ おしべにびっしりと黄色い花粉が付いています
「花粉」とは、花のおしべの生殖細胞です。
この花粉がめしべに受粉する事によって花々は子孫を残すことが出来ます。
花粉がなければ花々は死に絶えますので,花々にとっては生命の要と言えるでしょう。それゆえ硬い殻に守られ、内部には豊富な栄養成分が含まれています。
花粉はみつばち達にとっては欠かす事の出来ない食料で、みつばち達にとって必要な栄養成分は全て花粉から摂取しています。
ローヤルゼリーはみつばちが花粉を食べることで始めて分泌されるもので、まさにローヤルゼリーの原料ですので、花粉にどれほどの栄養成分が含まれているか想像に難くないと思います。
具体的な花粉の成分は,私達人間にとって三大栄養素である,たんぱく質,脂質,糖質,さらにカルシウム,カリウム,マグネシウム等のミネラル類,ビタミンC,ビタミンB1,B2,等のビタミン類その他、豊富な成分がバランス良く含まれています。