愛犬を前立腺肥大から守る【去勢と薬以外の予防策5選】
愛犬の前立腺肥大対策としては、去勢手術や薬が一般的ですが、どちらも避けたい飼い主様も多いですね。この記事では、去勢と薬以外で簡単にできる前立腺肥大の予防策について詳しく説明します。

愛犬を前立腺肥大から守る【去勢と薬以外の予防策5選】

青空の下の犬

 

 

犬と抱き合う女性愛犬の生活の質に、大きな影響を与える前立腺肥大。

 

前立腺肥大は、歳をとるにつれて症状が出やすいので、症状が出る前に予防的に去勢手術を受けさせる飼い主様も多いですね。

 

しかし、去勢手術を避けたい飼い主の方も多くいらっしゃいます。

 

また、薬も副作用の心配から、極力避けたい飼い主様が多いですね。

 

この記事では、去勢と薬以外で簡単にできる前立腺肥大の予防策について説明します

 

予防に加え、前立腺肥大の症状がすでに出ているワンちゃんにも参考になる内容です。

 

弊社は20年以上にわたって、前立腺肥大や慢性前立腺炎に悩む方々や犬の飼い主様に
予防や改善に役立つ情報と自然由来の安全なサプリメントを提供してきております。

 

 

注目サイン このページの目次

 

 

去勢、薬以外で前立腺肥大を予防する5つの方法

愛犬にキスをする女性

 

 

注目サイン 去勢手術と薬は、前立腺肥大の予防策として知られていますが、

 

  • 愛犬に麻酔や手術のリスクを負わせたくない
  • 薬の副作用が心配

 

と考える飼い主も多いでしょう。

 

ここでは、愛犬の体に優しい自然な方法を5つご紹介します。

 

@:高脂肪の食べ物を出来るだけ避ける

 

高脂肪の食事は肥満の原因となり、前立腺に負担をかける可能性があります。

 

また、肥満はホルモンバランスに影響を与え、前立腺肥大のリスクを高める研究結果が出ています。

 

脂肪分の多い加工食品や脂肪の多い肉類は出来るだけ控えましょう。

 

 

A:便秘を防ぐために食物繊維を増やす

 

便秘になると、大腸に便が溜まり、すぐ隣にある前立腺を圧迫してしまいます。
これにより、前立腺を刺激したり、前立腺の血流が悪くなり、肥大の症状が進行しやすくなるのです。

 

特に高齢の犬では、消化機能が衰え、便秘が慢性化しやすいため、腸内環境を整えることが前立腺の健康維持にもつながります。

 

毎日の食事に、野菜や穀物、フルーツなど、繊維質を多く含む食材をバランスよく取り入れることが大切です

 

また、十分な水分補給は腸内の便を柔らかく保ち、排便がスムーズになります。愛犬が常に新鮮な水を飲める環境を整えてあげましょう。

 

 

B:適度な運動を日課にする

 

運動不足は前立腺の血流を悪化させ、肥大のリスクを高めます。

 

愛犬の年齢や体力に応じた適度な運動を日課にすることで、血流を良好に保ち、前立腺の健康をサポートすることができます

 

毎日の散歩はもちろん、ボールでの遊び等を取り入れることで、体全体の代謝を活性化させ、前立腺への負担を軽減できます。

 

 

C:ストレスを軽減する

 

ストレスは犬の免疫機能を低下させ、前立腺肥大を進行させる一因にもなります

 

愛犬が安心して過ごせる環境を整え、リラックスできる時間を増やすことが大切です。たとえば、静かな場所での休養や、愛犬がリラックスできるおもちゃやベッドの提供、ストレス軽減効果があるマッサージを取り入れることも効果的です。

 

 

D:サプリメントの利用:前立腺に効果的な成分を補う

 

前立腺肥大を予防、改善するために、サプリメントも有効です。

 

例えば、ビタミンE、亜鉛、みつばち花粉などは前立腺の健康維持に役立つとされています。

 

これらのサプリメントを上手に利用することで、前立腺肥大の進行を抑えることが可能です。

 

 

定期的な健康チェック、早期発見がカギ

 

定期的に病院で健康チェックを受けることは、前立腺肥大の予防、進行を防ぐために必須のものです。

 

血液検査や超音波検査を通じて、前立腺の状態をチェックし、異常が見られた場合には早期に対処することができます。早期発見が愛犬の健康を長く保つ秘訣です。

 

 

前立腺肥大予防に避けたい食材と摂取すべき栄養素

ごはんを食べる犬

 

注目サイン 前立腺の健康を守るためには、食生活も大きな役割を果たします。

 

食生活の面で愛犬の前立腺肥大を予防・進行を抑えるためには、前立腺肥大に悪影響を及ぼす可能性のある食材を避けつつ、前立腺の健康に良い栄養素を提供することが重要です。

 

愛犬の前立腺に優しい食生活を送るために「避けるべき食材」と「摂取すべき栄養素」について詳しく見ていきましょう。

 

避けるべき食材

まず、前立腺に負担をかける可能性のある食材を減らすことが大切です。

 

以下の食材は、愛犬の食事からできるだけ避けるか、量をコントロールするように心掛けましょう。

 

@:高脂肪食品

高脂肪の食事は肥満の原因となり、前立腺に負担をかける可能性があります。肥満はホルモンバランスに影響を与え、前立腺肥大のリスクを高めます。脂肪の多い肉類や脂肪分の多い加工食品は出来るだけ控えましょう。

 

 

A:化学調味料や添加物

ドッグフードの中には、保存料や人工的な添加物が多く含まれているものがあります。これらは長期的に犬の健康に悪影響を与え、前立腺への負担も懸念されます。できるだけナチュラルなフードを選ぶことを心がけましょう。

 

 

B:過剰な炭水化物

炭水化物の摂りすぎも肥満につながり、前立腺の健康に悪影響を与える可能性があります。特に、白米や小麦粉を使った食品は血糖値を急上昇させるため、適量を守ることが大切です。

 

 

摂取すべき食材、栄養素

次に、前立腺の健康を保つために積極的に摂取すべき食材と栄養素について紹介します。

 

@:食物繊維

便秘は前立腺肥大を悪化させる要因となります。腸内環境を整えるためには、食物繊維を豊富に含む食材を積極的に与えましょう。

 

特に、さつまいもやかぼちゃ、キャベツなどの野菜は食物繊維が多く含まれており、腸の働きを助けます。

 

A:ビタミンE

ビタミンEは強力な抗酸化物質で、前立腺の健康を守るのに役立ちます。細胞の酸化を防ぎ、炎症を抑える効果があります。

 

アーモンドやひまわりの種、ブロッコリーなどの食品に多く含まれています。

 

B:亜鉛

亜鉛は前立腺の健康維持に欠かせないミネラルです。前立腺の機能をサポートし、ホルモンバランスの調整にも役立ちます。

 

亜鉛は赤身の肉、カボチャの種、卵黄に豊富に含まれていますが、過剰摂取には注意が必要です。

 

C:リコピン

リコピンは抗酸化作用が強く、前立腺に良いとされる成分の一つです。

 

トマトやスイカに多く含まれており、前立腺の健康維持に役立ちます。

 

特にトマトは加熱することでリコピンの吸収が良くなるため、トマトソースとして取り入れると効果的です。

 

 

前立腺肥大の予防や進行を抑えるためには、愛犬の食事内容を見直すことが大切です。

 

避けるべき食材を減らし、前立腺に良いとされる栄養素を積極的に取り入れることで、愛犬の健康を守りましょう。

 

健康的な食事は前立腺だけでなく、全体的な体調の向上にもつながります。

 

 

知っておきたい、前立腺肥大の初期症状のサイン

犬を抱っこする女性

 

注目サイン 前立腺肥大は、進行するまで目立った症状が現れないことも多く、飼い主として早期に気付いてあげることが非常に重要です

 

特に、日常的な行動の中で小さな変化を見逃さないことが愛犬の健康を守る第一歩です。

 

以下のような症状に気をつけましょう:

 

  • 排尿回数が増えてきた
  • 排尿に時間がかかるょうになった
  • 排尿後におしっこが漏れるようになった
  • 歩き方がぎこちなくなる、または後ろ足の筋力が落ちた
  • 元気がない、疲れやすくなった

 

一つ一つ見ていきましょう:

 

排尿回数が増えてきた

 

短時間で何度もトイレに行く場合、前立腺に問題がある可能性があります。

 

例えば、普段よりも頻繁に散歩中に立ち止まって排尿をしようとしたり、家の中でおしっこをする回数が増えることがあります。これは、前立腺が肥大することで膀胱を圧迫し、尿を完全に排出できなくなるため、頻繁に排尿をしたがるようになってる可能性があります。

 

 

排尿に時間がかかるょうになった

 

以前はスムーズにおしっこが出ていたのに、排尿の流れが弱くなったり、終わるまでに時間がかかることは、前立腺肥大の初期症状の一つです。

 

 

排尿後におしっこが漏れるようになった

 

排尿後に愛犬が少量のおしっこを漏らすことが増えてきたら、それも前立腺肥大の初期症状のひとつです。前立腺が肥大すると、尿を完全に出し切れないため、漏れやすくなります

 

 

歩き方がぎこちなくなる、または後ろ足の筋力が落ちた

 

前立腺が肥大してくると、膀胱や尿道だけでなく、骨盤や後ろ足の神経に影響を及ぼすことがあります。

 

その結果、愛犬の歩き方が不自然になったり、後ろ足の筋力が低下しているように見えることがあります。
特に、排尿時に後ろ足に負担がかかりやすいため、前立腺の影響でバランスを崩すことも考えられます。

 

 

元気がない、疲れやすくなった

 

愛犬が以前よりも活発さを失い、ぐったりしている時間が増えた場合も注意が必要です。

 

前立腺肥大が進行すると、体にストレスがかかりやすく、疲れやすくなるためです。運動を嫌がる、散歩中にすぐに疲れるなどの行動変化が見られたら、前立腺肥大を疑ってみることが大切です。

 

 

前立腺肥大の早期発見がカギ

 

以上のような症状は、気づきにくい小さな変化ですが、早めに気づいてあげて対策を講じることで、前立腺肥大の進行を防ぐことができます。

 

特に、高齢犬の場合、定期的な健康チェックと観察が重要です。「ちょっとおかしいな」と感じた時点で、獣医に相談することが、愛犬の健康を守る第一歩です。

 

 

まとめ

犬と散歩するカップル

 

注目サイン 愛犬の前立腺肥大を防ぐためには、去勢や薬だけに頼るのではなく、日常の生活習慣や食事管理が大切です。

 

早期発見や適切な健康管理は、愛犬の健康寿命を延ばすために重要です。

 

この記事で紹介した健康維持法を日常に取り入れることで、愛犬の前立腺肥大リスクを抑え、健康な生活をサポートしてあげましょう。

 

 

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